ここ数年の異常気象で猛暑日・酷暑日が多くなりましたね。それに加え、台風や横殴りの風雨、ゲリラ雷雨等も増えています!人間でも異常気象の変化に着いて行けない状況下で、私達が住んでいる建物も、猛暑・酷暑やゲリラ雷雨に忍耐強く辛抱しているようですが、少しずつ経年劣化が進んできているようです。
人間でさえ異常気象にバテ気味ですから、飲まず食わずの建物がバテるのは当然ですよね。

- 所在地:東京都板橋区成増1丁目26番5号
- 土地 宅地:317.36m2
- 交通:東京メトロ有楽町線『地下鉄成増』駅徒歩2分 / 東武東上線『成増』駅徒歩5分
- 建物:鉄筋コンクリート造7階建
- 延床:948.36m2
- 店舗:2戸
- 事務所住居:24戸
弊社保有物件「トレジャリィ成増」の入居者さんから、
「浴室の天井付近から水が少し漏れているようだ!?」との連絡が賃貸管理部スタッフに入りました。
「まさか、外壁かな~!?」と、思案しながら業者さんと建物外壁を確認すると、・・・!?・・・
ベントキャプの周りのコーキングの劣化が見受けられました!
「 昨今、台風や横殴りの風雨・ゲリラ雷雨等も増えて、今まで起きなかった雨漏りが発生するようになっていますよ!」「その為、ベントキャップから雨水進入が発生する被害も多くなっています!」「今までの“ガラリタイプ”から“深型フードタイプ”のベントキャップに交換する工事が多くなっていますよ!」
弊社が「トレジャリィ成増」を購入取得してから、約13年が経過しており、コーキングもそろそろ経年劣化してくる頃です。
屋上も同様に経年劣化が見られ、ベントキャップ交換工事と屋上防水工事を合わせてお願いすることにしました。
長い目で見ると、漏水が発見された都度、そこだけを改修工事するよりも、まとめて、ベントキャップ交換工事と屋上防水工事を実施して置いた方が工事代金も割安になります。
吸気口・排気口に設置する蓋で室内に雨水や虫の進入を防ぎ、換気機能を維持する為の部材です。

ベントキャップの“深型フードタイプ”は、“ガラリタイプ”よりもカバーが大きいので風雨の吹込み防止性能にも優れていますし、ゲリラ雷雨や横殴りの風雨でも雨水が建物内に進入するのを効果的に防いでくれます。

屋上防水工事
建物の中でも屋上は、雨水の影響を強く受けますので適切な防水工事とメンテナンス作業は欠かせないですよね!人間でも健康診断や定期検診を行って適切な処置をしながら健康を維持しているのですから建物も、屋上防水工事を施工した後も耐用年数・経年劣化を目安にして、中長期的に補修工事や再工事を行った方が建物が長生きしますよね v(^^♪

屋上から雨漏りが発生すると建物躯体部分まで雨水が進入して躯体に劣化や腐食等が起こり建物の寿命を縮めてしまうこともあります。

経年劣化によって中性化されたコンクリートは鉄筋の不動態被膜が破壊され雨水が浸透しやすくなります。屋上の防水工事をしっかりと実施して防水工事が維持されていれば、建物全体を守り、建物の耐用年数を伸ばせることになります。
笠木はパラペットの上部に施行されている仕上げ材です。笠木の下にある壁や躯体等を守る役割がありますが、直射日光やゲリラ雷雨によって立ち上がり防水層の裏側に雨水が浸透して笠木の劣化も雨漏りの原因になります。

ウレタン防水は屋上の下地の上にウレタンの防水剤を塗っていく防水工法です。屋上の形状に合わせて防水塗膜を塗っていき複雑な形状の屋上にも対応できるメリットがありますが、ウレタン防水の耐用年数は一般的に、8年~10年とされています

普段はなかなか見ることがない屋上や外壁ですが、気が付かないうちに経年劣化が進んでいます。工事が遅れると雨漏り等のトラブルにつながり工事のタイミングが遅れるほど、手遅れになり工事代金も高額になってしまします。何らかの劣化症状がある場合には放置せずに工事を検討すべきですね!

防水工事代金は建物維持管理の必要経費ですから、ケチらないで、しっかりと修繕して置きたいですね!
猛暑の中、ベントキャップ交換工事・屋上防水改修工事作業の皆さん、ありがとうございました。m(_ _)m【感謝】