令和8年 不動産市場の展望

令和8年、西暦2026年の干支は「丙午(ひのえうま)」になります。

・丙(ひのえ):五行思想の火の陽の要素。活発で情熱的な思想を表します。
・午(うま):十二支の午。躍動感があり、向上心や行動力を象徴します。

この組み合わせから、令和8年は非常にエネルギッシュで、大きな変革や発展の年になる可能性を秘めていると言われています。

丙午は60年に一度巡ってくる干支です。
丙午の特徴として、活発、情熱、躍動感、向上心の年回りと言われています。
丙午の年は、社会全体が活気づき新しいものが生まれるような出来事が起こりやすいと言われています。
貴方の周りでも、何か新しい動きがあるかもしれませんね♪

26年の不動産市場はどうなるのでしょうか!?

26年4月からフラット35の融資限度額の引上げ!

住宅金融支援機構は固定金利の公的住宅ローン「フラット35」の融資限度額を、2026年4月の融資分から1億2千万円に引き上げると発表した。2005年に5000万円から8000万円に引き上げて以来、上限は据え置かれていた制度を使いやすくして家計の住宅購入を支えるようだ。

日銀が利上げを進める中、政策金利に連動する住宅ローンの変動金利も上がりやすい状況だ。
今後、金利の変動リスクのない固定型の需要が高まる可能性がありますね。
2026年の住宅ローン金利は、日銀の金融政策と市場の動向によって変動する見込みです。
特に、2024年のマイナス金利政策解除以降、金利は上昇傾向にあり、2026年以降もこの傾向が続く可能性が高いでしょう。
日銀が追加利上げを実施した場合、住宅ローン金利は現在よりも、0.5%から1.2%程度上昇し、変動金利が1.0%から1.5%程度になるとの予測もあります。

住宅ローンでマイホーム購入なさる方は、固定金利にするか、変動金利にするか、金融機関担当者やFPに相談して、具体的な返済シュミレーションをしてもらい自分に合った無理のない返済計画で住宅ローンを組むことをお勧めします。

2026年の不動産市場は金利上昇の影響を受けながら、特定の分野や地域では成長が見込まれる「安定成長と構造転換」の年になると予測されています。
特に不動産投資家や住宅購入者には資金調達コストの変動が大きなポイントです。

金利上昇が不動産市場に与える影響

住宅市場への影響

購買力の低下

金利が上昇すると住宅ローンの返済負担額が増加し、借入可能な金額が減るため、住宅購入者の購買力が低下する可能性があり、住宅需要が減少する傾向になる。

価格調整と二極化

需要の減少は不動産価格に下落圧力をかける要因となります。特に地方では価格下落が進む可能性があり、都市部では依然として価格上昇が続くなど、二極化が進むことが予想されまます。

中古住宅へのシフト

新築住宅が高止まりする中、割安感のある中古住宅市場は一段と活性化する可能性があるでしょう。

不動産投資市場への影響

収益性の低下

金利上昇は不動産投資の借り入れコストを増加させ、投資から得られる純収益を圧迫します。これにより、投資家が求める期待利回りが上がり、収益物件価格は下落する傾向になります。

金利上昇は不動産投資家の期待利回り上昇につながるため、投資家は慎重な姿勢をとることが予想されます。しかし、国内不動産投資市場は堅調に推移している状況です。

26年、マンション価格の高騰は一服の可能性!

26年はマンション価格の高騰が一服するとの予測が発表されました。

不動産経済研究所が発表した2026年の市場予測によると、首都圏の新築マンションの供給戸数は、25年に比べて2.2%増加し、2万3000戸となる見通しです。供給増加の背景は東京都下エリアや千葉県での供給が増えることが要因としています。

一方、23区内の大規模マンションは建設用地の確保が困難になっていることから、供給が減る見通しのようです。その結果、高騰が続いている新築マンションの平均価格は、建築費の高騰が続くものの、25年のような大幅な価格上昇は見られず、高止まりする可能性が高いと分析しています。

つまり、平均価格の低い東京都下エリアや千葉県での供給戸数が増加することによって首都圏全体の新築マンション価格を抑えることになりますね。

26年の見通しと対策

2026年も日銀は緩やかな金利上昇策を維持し、政策金利は、1%近くまで上昇する可能性があるでしょう!

売買のタイミング

不動産売却を検討している場合は2026年前半が、購入を検討している場合は、金利上昇で価格調整が進む2026年から2027年がチャンスとなる可能性があると言えるでしょうね♪

不動産投資戦略

金利変動リスクを考慮して、収益性の高い物件選定や分散投資、リスクヘッジ戦略の見当が重要な課題となるでしょう♪

情報収集

金利上昇の影響は、地域や物件タイプによって異なるため、常に市場動向を注視して、専門家のアドバイスを受けながら慎重に物件選定、検討をすることが大切です♪

令和8年(2026年)が皆様方にとって、
躍動感と向上心にあふれ、
大きな変革と発展の年となり、
より良き一年となりますように
祈念しております。